方針および診療内容
眼科一般検査(視力、眼圧、眼底検査など)、眼鏡処方、各疾患(白内障、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症など)診断および治療、眼科手術(レーザー治療、硝子体注射、白内障手術など)
勤務医師紹介と専門スタッフ紹介
- 緒方 惟彦(眼科 副部長)
視能訓練士 | 南 慶子(みなみ けいこ) |
出身学校 | 大分視能訓練士専門学校 |
資格 | 視能訓練士 |
専門 | 眼科検査一般 |
視能訓練士 | 竹原 徹(たけはら とおる) |
出身学校 | 九州保健福祉大学 |
資格 | 視能訓練士 |
専門 | 眼科検査一般 |
目の病気について
白内障 (図1)
私達は普段、角膜、水晶体を通った光が網膜で結像することで物を見ることができます。水晶体というレンズの役割を果たす部位が混濁する病気を白内障と言います。加齢が原因である場合が多く、40代から早ければ発症し、80代でほとんどの方が発症しています。水晶体が混濁すると光が散乱し、物が二重に見えたり、かすみやまぶしさなどの症状が出現したりします。進行すると視力が低下して、眼鏡でも矯正がむずかしくなります。初期の白内障に点眼薬を用いて進行を遅らせる治療を行う場合がありますが、混濁した水晶体が元に戻ることはありません。進行した白内障に対しては、濁った水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する手術が行われます。当院では白内障手術を定期で行っております。
緑内障 (図2)
糖尿病網膜症 (図3)
糖尿病網膜症は、日本人の失明原因の第3位の病気です。網膜には光や色を感じる神経細胞が存在し、無数の細かい血管が張り巡らされています。血糖が高い状態が長く続くことで細い血管が損傷して、変形したりつまったりします。その結果、網膜に酸素が十分に行き渡らなくなり、新しい血管を生やして酸素不足を補おうとします。その血管はもろいために容易に出血を起こします。さらに、網膜にかさぶたのような膜が張ることで、網膜剥離を起こすことがあります。糖尿病網膜症は、糖尿病を発症してから数年から10年以上経過して生じてくるといわれています。進行するまで自覚症状がない場合もあるため、糖尿病の方は症状がなくても眼科へ定期的に受診して検査を受けられることをお勧めします。進行した糖尿病網膜症にはレーザー治療や硝子体手術などの治療を行う場合があります。網膜が腫れている場合は、目に注射を行う場合があります。当院ではレーザーと目への注射を主に行っております。