方針および診療内容
血液内科では、血液疾患(白血病等の白血球系疾患、再生不良性貧血等の赤血球系疾患、免疫性血小板減少症等の血栓・止血疾患)、糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の原因による糖尿病)、内分泌疾患(甲状腺疾患、下垂体疾患、副腎疾患等)を扱っています。
白血病や悪性リンパ腫などの疾患に対しては、原則として本人や家族に病名をお伝えしたうえで、本人の意向を最大限に尊重して治療方針を決めるようにしています。造血幹細胞移植など当院で行うことが困難な治療に関しては、対応可能な医療機関と協力しながら診療を進めていきます。
糖尿病に対しては、必要に応じて持続血糖測定(CGM)を用いて血糖変動を詳細に評価したり、糖尿病看護認定看護師や日本糖尿病療養指導士などの資格を有したスタッフなどとも連携したりして、糖尿病治療を総合的にサポートしています。教育入院や糖尿病教室なども行っています。
内分泌疾患に対しては、外来で実施することが難しい負荷試験などは入院で行い、適切な診断、治療ができるよう努めています。
勤務医紹介
- 石堂 亜希(血液内科部長)
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
- 佐々木 貴宏(血液内科医師)
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本血液学会血液専門医・指導医
- 弘田 弘子(血液内科非常勤医師)
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
- 松田 昌文(血液内科非常勤医師)
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会研修指導医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科指導医
日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医
※松田医院で診療を行ないながら、第2・第4月曜日に内科外来4診にて診療を行なっています。
概要
当科で対応可能な代表的な疾患は以下のようなものですが、全ての疾患を記載しているわけではありませんので、気になることがあればご相談ください。
<血液疾患>
白血球系疾患:慢性骨髄性白血病、真性赤血球増加症、原発性骨髄線維症、本態性血小板血症、慢性骨髄単球性白血病、骨髄異形成症候群、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、成人T細胞白血病/リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫-非特定型、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫、古典的ホジキンリンパ腫など)、多発性骨髄腫、血球貪食性リンパ組織球症
赤血球系疾患:鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症、再生不良性貧血、腎性貧血
血栓・止血疾患:免疫性血小板減少症、播種性血管内凝固、抗リン脂質抗体症候群、血友病
<糖尿病>
1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、薬剤性等その他の原因による糖尿病
<内分泌疾患>
バセドウ病、亜急性甲状腺炎、慢性甲状腺炎、原発性副甲状腺機能亢進症、下垂体機能低下症、中枢性尿崩症、先端巨大症、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、アジソン病
◯認定施設
- 日本血液学会専門研修教育施設
- 日本糖尿病学会教育関連施