令和４年度 周東総合病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 20 43 101 103 191 387 877 2032 1560 534
　地域医療支援病院である当院は柳井医療圏の中核病院として急性期医療を担っています。 また地域がん診療連携拠点病院として、集学的治療（さまざまな治療を組み合わせる治療法）を提供しています。
　令和4年度に退院した患者さんの年齢（入院時）の集計を10歳刻みで集計しています。
　全退院件数は5,848件で、月平均500名程度の退院があります。70歳代が最も多く、次いで80歳代、60歳代の順になっています。
令和4年時点で山口県は高齢化率が全国で3番目に高く、その山口県の中でも高齢化率43.7%（令和4年10月時点）と高い柳井医療圏の特徴が現われています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上）-ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 84 3.67 4.59 0.00% 70.61
060035xx99x7xx 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:７あり-副病:0-0 52 3.00 4.79 0.00% 64.96
060060xx99030x 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:３あり-副病:なし-0 50 2.08 6.11 0.00% 70.80
060035xx010x0x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:0-副病:なし-0 40 19.58 15.40 10.00% 75.05
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 40 17.20 9.99 5.00% 71.23
　2020年に鼠径ヘルニアの専門外来を開設し、小児から成人まで幅広い年齢層の方を対象に治療を行っています。 低侵襲の腹腔鏡を用いて行う手術が多く平均在院日数が短いのが特徴です。
　また、乳腺外科を開設しており、乳腺手術を積極的に行っています。
　がん患者さんについては手術後の抗がん剤治療も行っており、患者さんの状態に応じて入院か外来を選択できる体制も整っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術　肩、股等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 168 44.88 26.42 51.79% 83.63
070230xx01xxxx 膝関節症（変形性を含む。）-人工関節再置換術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 76 40.78 22.44 0.00% 75.74
07034xxx99xx0x 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 47 3.83 11.89 0.00% 71.62
160760xx97xx0x 前腕の骨折-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 47 12.47 4.86 2.13% 66.11
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）-人工関節再置換術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 46 33.13 20.14 4.35% 71.91
　高齢者の転倒などによる大腿骨近位部や前腕（手関節周囲）の骨折が多く、受傷後は早期手術・離床を行うことで早期の社会復帰を目指しています。 一般的には手術後、状態が落ち着いたらリハビリテーション病院へ転院し、積極的にリハビリを行う経過になるのですが、 近隣には転院の対象となる病院が少なく、転院が困難になっています。そのため、連携している病院が担う部分を地域包括 ケア病棟で行っているため平均在院日数が長くなっています。
　また、前年度に比べ脊柱管狭窄症疾患の入院数が増えています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし-0 23 36.48 19.58 56.52% 68.87
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 21 21.91 15.97 14.29% 69.67
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 21 18.57 10.14 19.05% 80.48
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 20 21.60 8.54 40.00% 78.25
010060x2990411 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:１あり-発症前Rankin Scale 0、1又は2 18 29.78 17.76 33.33% 80.83
　当院では脳卒中（くも膜下出血・脳出血・脳梗塞等）や外傷性脳内出血、てんかんなどの神経系の疾患に対応しています。
　また、2022年7月より経皮的血栓回収術を含めた脳血管内治療（カテーテル）を実施しています。
　整形外科同様、状態が安定した後、リハビリテーション病院での積極的なリハビリを行いたいのですが転院の対象となる病院が少ないため平均在院日数が長くなっています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:５あり-副病:なし-0 11 3.00 4.19 0.00% 69.09
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 - - 9.27 - -
120140xxxxxxxx 流産-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 - - 2.45 - -
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上）-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 - - 6.13 - -
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常-子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 - - 9.38 - -
　卵巣・卵管・子宮の悪性腫瘍に対して化学療法を行っています。
　また、当院は柳井医療圏で唯一のお産を担う医療機関です。
　※患者数が10件未満の場合は「-」と記載しています。
リハビリ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 44 36.18 20.09 29.55% 84.70
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 13 42.92 22.23 38.46% 84.85
160980xx99x0xx 骨盤損傷-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 10 54.60 19.98 40.00% 80.00
160990xx99x0xx 多部位外傷-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 10 51.10 18.30 40.00% 83.00
160690xx97xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）-その他の手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 - - 28.19 - -
　リハビリテーション科では、関連する診療科および多職種との連携をはかり治療を行っています。
　対象となる疾患は外傷（骨折等）・関節疾患（変形性股関節症・膝関節症）・脳卒中（脳梗塞・脳出血等）などと幅広く、 病状に応じたリハビリを中心に機能回復につながる医療を提供しています。
　※患者数が10件未満の場合は「-」と記載しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-内シャント血栓除去術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 60 2.65 4.23 3.33% 72.50
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 58 3.16 2.45 1.72% 74.14
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 44 8.05 6.85 0.00% 75.89
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 39 14.46 13.61 10.26% 76.87
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患-体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき）-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 35 2.11 2.49 0.00% 55.97
　がん・腎不全・尿路感染症を中心に診療を行っています。
末期腎不全の患者さんには、透析導入のために内シャント造設術（動脈と静脈を皮膚の下でつなぎ合わせる手術）内シャント狭窄や閉塞した場合 には、シャント拡張術・血栓除去術を行っています。
　また、尿路系（腎臓・尿管・膀胱）のがんや前立腺がんに対して、診断と病態に合わせた治療（手術・抗がん剤・放射線治療・内分泌治療法 ・免疫療法）を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 97 24.47 17.54 16.49% 82.61
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、１,２あり-処置2:なし-副病:0-0 80 4.56 4.26 1.25% 72.26
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:１あり-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 53 3.08 3.04 1.89% 69.94
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸-手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 32 2.00 2.03 0.00% 63.69
050030xx97000x 急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞-その他の手術あり-処置1:なし、１あり-処置2:なし-副病:なし-0 31 16.39 11.59 0.00% 71.68
　心不全や虚血性心疾患（一過性の心筋虚血である狭心症、 心筋虚血の持続により心筋壊死に陥る心筋梗塞）を中心に診療を行っています。
　狭心症に対して行う手術・血管内治療の症例が多く、治療が必要かどうかの心臓カテーテル検査入院だけでなく治療後の経過観察目的での入院も多いです。 血管内治療は外科的治療と比較して患者さんの身体の負担が少なく、治療後の早期退院が可能です。
　心不全については心臓だけでなく患者さんの全身状態などの理由から自宅への退院が困難な場合が多いため他疾患に比べ転院率が高い傾向にあります。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）-手術なし-処置1:0-処置2:１あり-副病:0-0 50 19.08 14.28 6.00% 68.48
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置1:0-処置2:４あり-副病:0-0 25 10.48 10.00 0.00% 77.60
130030xx99xaxx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置1:0-処置2:Ａあり-副病:0-0 23 6.74 11.79 0.00% 73.39
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群-手術なし-処置1:0-処置2:４あり-副病:0-0 21 10.76 9.97 0.00% 80.33
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置1:0-処置2:５あり-副病:0-0 20 18.70 19.67 0.00% 78.30
　糖尿病教育入院（注射実施指導・合併症検査・日常生活の食事指導など）を積極的に行っており、患者さんの希望に応じて、短期間での集中的な教育入院も行っています。
　また悪性リンパ腫や白血病、多発性骨髄腫等の血液がんに対しては抗がん剤を中心とした治療を行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 251 2.45 2.64 0.00% 70.27
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 70 7.84 8.94 4.29% 77.74
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 34 8.47 7.76 0.00% 73.82
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍-その他の手術あり-処置1:あり-処置2:なし-副病:0-0 30 11.03 12.28 10.00% 81.17
060090xx02xxxx 胃の良性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術　その他のポリープ・粘膜切除術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 28 7.86 6.32 3.57% 76.14
　大腸ポリープに対しての内視鏡的切除術による入院が最も多く、次いで胆管結石・胆管炎に対する内視鏡的手術、胃癌に対する内視鏡的切除術の順になっています。 消化器内科では、身体に負担の少ない内視鏡的治療を積極的に行っています。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 52 - - 44 - - 1 8
大腸癌 19 46 59 78 17 111 2 9
乳癌 20 31 11 - - - 1 8
肺癌 16 - - 23 18 - 1 8
肝癌 - - 20 22 - 65 2 6
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
　当院でがん治療を行っている5大癌の病期分類を集計したものです。がんは進行度 （ステージ）に応じて0～Ⅳまでの段階で分類され、進行するにしたがって数字が大きくなります。当院では様々な部位のがんや様々なステージの患者さんの治療を行っています。また、患者さんの中には治療の過程で残念ながら再発が認められる方もいらっしゃいますが、そういった方々も当院で引き続き、治療を継続されています。
　※患者数は延患者数であり、同一患者さんが集計期間内に入退院を繰り返した場合、入院のたびにカウントされています。
　※患者数が10件未満の場合「-」と記載しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 - - -
中等症 63 19.43 81.02
重症 15 19.60 84.07
超重症 - - -
不明 - - -
　市中肺炎とは、普段の生活の中で起きる肺炎です。本集計では「成人市中肺炎ガイドライン （日本呼吸器学会）」を用いて重症度を判断しています。
　中等症の数が最も多く、重症度が高くなるにつれて平均年齢も高くなっています。
　※入院の契機となった傷病名および医療資源を最も投入した傷病名が両方ともＩＣＤ10コードＪ13～Ｊ18＄で始まるものに限定されています。 誤嚥性肺炎やインフルエンザやコロナ等は対象外です。
　※患者数が10件未満の場合「-」と記載しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 102 33.17 78.85 39.82%
その他 11 29.27 79.45 3.54%
　発症から3日以内の患者さんが9割以上を占めています。
　当院では脳卒中の患者さんを24時間体制で受け入れています。近隣には後方支援病院が少ないため、脳梗塞後の他院からのリハビリ目的の患者さんも受け入れています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 72 0.96 1.35 0.00% 69.31
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 66 3.23 5.76 3.03% 65.15
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 38 6.79 11.79 2.63% 74.39
K4762 乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない）） 30 1.33 5.50 3.33% 65.10
K4763 乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない）） 24 1.38 11.08 4.17% 73.46
　消化器疾患に対しては低侵襲的な腹腔鏡下手術からがん患者さんに対する根治性を考慮した拡大手術に至るまで幅広く行っています。また、鼠径ヘルニアに対しても低侵襲性の手術を行うことで早期離床につなげています。
　また、消化器領域だけでなく、乳腺外科や呼吸器外科など多岐にわたる領域の手術を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術（膝） etc. 132 2.22 34.52 3.03% 74.22
K0461 骨折観血的手術（大腿） etc. 109 3.98 37.83 55.05% 83.56
K0811 人工骨頭挿入術（股） etc. 67 7.22 41.85 41.79% 83.51
K0483 骨内異物（挿入物を含む）除去術（下腿） 48 1.29 3.29 0.00% 61.08
K0462 骨折観血的手術（前腕） etc. 39 4.62 30.10 5.13% 70.26
　高齢者の転倒などによる外傷に対する手術に加え、変形性関節症への人工関節置換術が上位を占めています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 29 0.59 22.79 13.79% 80.24
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内） - - - - -
K1781 脳血管内手術（１箇所） - - - - -
　慢性硬膜下血腫は頭部外傷などから徐々に頭部に血液が溜まり脳を圧迫することで、数ヶ月後に遅れて歩行障害などの症状が現れる病気です。術後は早期に症状が改善し、社会復帰が可能です。
　※患者数が10件未満の場合「-」と記載しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回） 49 0.57 1.96 4.08% 73.27
K6121ｲ 末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純） 41 6.76 20.76 12.20% 74.22
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） 41 2.15 6.39 0.00% 76.78
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 38 0.68 6.71 7.89% 82.18
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 35 0.11 1.00 0.00% 55.97
　経皮的シャント拡張術（シャント内の狭くなた部分を拡張する手術）・血栓除去術（シャント閉塞の原因である血栓を取り除く手術）が最も多く、次いで末梢動静脈瘻造設術、 膀胱悪性腫瘍手術の順になっています。がんや尿路系の手術だけではなく、透析患者さんに対するシャント手術や、狭窄・閉塞に対する手術症例も扱っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） 50 2.24 2.82 2.00% 73.54
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症） 30 0.13 13.00 3.33% 73.63
K5463 経皮的冠動脈形成術（その他） 28 1.14 2.14 0.00% 69.46
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞） 25 0.00 23.16 4.00% 71.72
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極） 20 8.05 14.50 15.00% 82.95
　経皮的冠動脈ステント留置術が最も多く、次いで経皮的冠動脈形成術、 ペースメーカー移植術の順になっています。循環器内科では狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対しての心臓カテーテルを用いた治療を24時間対応できるよう努めています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） 214 0.27 1.19 0.00% 70.09
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 61 1.66 10.03 11.48% 80.36
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上） 53 0.49 2.51 0.00% 70.38
K6871 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみ） 42 1.69 6.86 4.76% 75.67
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜） 34 1.12 6.35 0.00% 73.47
　消化器内科で治療の件数が多いのは、内視鏡的手術で行う大腸・胆のう結石・総胆管結石などの疾患です。 胆道系ではＥＲＣＰ（内視鏡的な胆道系の造影）を施行した後、胆道の入り口（乳頭部）を切開し、結石を除去するほか、ステント留置をして胆汁の流れを良くする治療を行っています。また、早期胃がん・大腸がんに対しては内視鏡的粘膜切除術（ＥＭＲ）では切除できない場合には、内視鏡的粘膜下層剥離術 （ＥＳＤ）を行っています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 5 0.09%
180010 敗血症 同一 1 0.02%
異なる 9 0.15%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 32 0.55%
異なる 24 0.41%
　医療の質の改善に資するため、厚生労働省より提示されている4症例について、入院の契機となった傷病名と、 医療資源を最も投入した傷病名の同一の有無を区別して、症例数をカウントしています。発生率は、その年度の全退院患者数を分母として集計しています。
　敗血症は外傷や手術後の合併症として発生することもあります。当院は地域の基幹病院という特性上、重症化リスクの高い患者さんを受け入れていることも 要因の一つとして考えられます。
　手術、処置等の合併症の中には、人工関節のゆるみや脱臼、ＣＡＰＤ腹膜炎（腹膜透析用のカテーテルを介し腹膜の中に細菌が入って炎症を引き起こす合併症）などがあります。多くは合併症の治療を目的として入院となった症例です。
　当院では、手術、処置後どうしても起こりうる合併症については、事前に十分に説明し、承諾をいただくように努めています。
※患者数が10件未満の場合「-」と記載しています。
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