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研究検査科

目次

研究検査科の概要

  • 研究検査科は西館3階に位置し、“検体検査部門”(尿一般検査、生化学検査、血液検査、免疫血清・輸血検査、細菌検査、病理検査)と“生理機能検査部門”で業務を実施しています。また各科外来の検査受付と採血・採尿業務を西館2階中央採血室で臨床検査技師が担当しています。予防医療の見地より、健康管理センターに技師を配属しチーム医療にも参加しています。
  • 柳井医師会開業医の受託検査も行っています。また平成22年より開始した「カフェ健診」利用率も順調に推移しています。
  • スタッフは検査部長1名(医師)、病理医2名(非常勤)、技師長を含む28名の臨床検査技師で構成されています。

検査項目数


R1年度
R2年度
R3年度
R4年度
R5年度
検体検査総数
2,205,237
2,140,091
2,178,693
2,243,793
2,060,300
生理検査総数
39,684
35,348
34,733
34,991
34,182
合計
2,244,921
2,175,439
2,213,426
2,278,784
2,094,482

部門別検査項目数

部門別検査項目数
R1年度
R2年度
R3年度
R4年度
R5年度
尿・一般検査
481,162
445,099
442,783
475,853
444,425
血液学検査
433,181
428,393
449,225
465,906
420,880
生化学検査
1,223,367
1,200,365
1,213,468
1,225,349
1,124,381
免疫検査
37,716
36,526
39,852
38,272
35,016
細菌検査
17,594
18,486
21,432
26,426
24,355
病理検査
12,217
11,222
11,933
12,101
11,243
生理検査
39,684
35,348
34,733
34,991
34,182
総合計
2,244,416
2,175,439
2,213,426
2,278,784
2,094,482

特色あるサービスの紹介

ここでは、当研究検査科の特徴的な内容を中心にご紹介します。

  • 診察前検査の実施
    検査終了後に各診療科へ『お持ち帰り報告書』※を発行します。患者さんには、各科外来受付前でお待ち頂き検査結果が出来た後、診察となります。
    ※『お持ち帰り報告書』:診察前検査項目をまとめた報告書で、診察後は御自宅に持ちかえることも出来ます。

  • 中央採血室の運営
    臨床検査技師による採血です。西館2階中央採血室で検査に必要な採血(採尿)を行っています。

  • 病棟採血管準備への支援
    病棟や人間ドックなどの予約検査の採血管や採尿カップラベルの準備を行い、各病棟に配送しています。

  • 輸血管理業務の実施
    輸血用血液の払い出しや各依頼科への血液搬送、在庫管理の業務を輸血検査部門が実施しています。

  • 受託検査の実施
    柳井医師会検査センターとして柳井医師会からの検査を受託し病診連携の一翼を担っています。

  • 緊急検査への対応
    24時間体制で、緊急検査対応を実施しています。

  • 花粉数測定
    山口県医師会の「花粉情報システム」に参加しています。

「品質保証施設認証制度」に認証されています

 品質保証施設認証制度は、日本臨床検査標準化協議会(JCCLS)および日本臨床衛生検査技師会が認定機関であり、精度管理の確保、適切な人材育成など、検査室の品質保証体制についての総合的な認証となります。
皆様に質の高い臨床検査を安心して受けて頂き、信頼を持って頂けるよう維持して参ります。
  • 認証基準は以下の点が必要となります。
    1.日臨技主催の外部精度管理調査成績:90%以上の評価。
    2.基準的測定法を採用し標準化が実践されている。
    3.内部精度管理を行い、記録および内部精度管理図を作製し活用している。
    4.人的資源:日臨技生涯教育制度を終了している。

  • この認証を糧として、これからも質の高い臨床検査を提供できるよう日々精進してまいります。 今後ともよろしくお願いします。

「日本臨床細胞学会施設認定」に認証されています

平成27年度に、日本臨床細胞学会施設認定の認証を受けました。
日本臨床細胞学会の細胞診精度管理ガイドラインを日常の細胞診業務に適用させ、これらに準じた業務を遂行し、理想的な業務内容でより正確な判定・診断を維持していけるよう、今後も努力していきます。

各検査部門の紹介

中央採血室

「中央採血室」は、検査科で唯一西館2階にあります。検体検査の一連の流れと日々格闘する部門です。
依頼書を受け取った後は『採血は一回で』『結果は30分以内に』をモットーに患者さんへ対応しています。

  • 各科外来より依頼の検査受付と採血・採尿業務を独立して行っています。午前中の煩雑時は採血カウンター3台がフル稼働し、一日およそ150~200名の患者採血を行っています。採血・採尿された検体は3階分析部門に速やかに搬送用の専用リフト(ダムウェータ)で送り分析測定しています。

  • 受付方法、呼び出し方法が変更となりました。
    ・8時~8時30分:採血室前にある自動受付機で受付し、整理券をお取り下さい。
    ・8時30分~:採血室受付で、受付時に整理券をお渡しします。採血の順番になりましたら、整理券番号でお呼び出し致します。

  • 検査(採血)に関し、何かお気付きの点がございましたら、何時でも中央採血受付にお申し付け下さい。

検体検査室

  • 「生化学検査」では、肝臓・腎臓等の機能検査、腫瘍マーカー等を自動分析機を中心に検査を行っております。特に、外来患者の集中する午前中はまさに戦場と化しますが、正確かつ迅速な対応を心掛ける様にしています。 また、午後からは柳井医師会からの受託検査なども行っています。

  • 「輸血・血清検査」では、 主に感染症などの血清検査と適合輸血を行う為の検査を担当しています。感染症検査では、緊急時に迅速に対応できる様に努めています。輸血検査では、製剤の入庫から払い出しまで、コンピューターで管理している為、オーダー受理後、即時対応できる様になっています。

  • 「血液検査」では、CBC(各種血球のカウント)、凝固系検査、血液像カウントや標本作製などの血液学的検査を、その他、糖尿病指標の一つであるHbA1c(ヘモグロビンA1C)の測定などを行っています。特に迅速検査報告に該当する検査項目が多くあるので、速やかな報告を心掛ける様日々努力しています。

  • 「一般検査」では、 尿や便を材料とする検査を行っています。尿検査は、蛋白、糖、潜血等を自動分析器を用いて定性検査および顕微鏡を用いての尿沈さ検査など行っています。また、糖尿病の指標としての、尿中アルブミンも測定しています。便の検査は、ヒトヘモグロビン分析装置を用いての潜血測定や寄生虫卵の鏡検を行っています。

細菌検査室

「 細菌検査」では、痰、尿、便、血液等を材料とし、目的菌の検出に適した培地にて培養後、起因菌と思われるものについて同定と感受性検査を行っています。
また、結核菌の有無、インフルエンザ等の各種ウイルス検査の実施、院内感染対策としての微生物検出情報の提供などチーム医療にも参加しています。

病理・細胞診検査室

非常勤病理医師と細胞検査士で、病理組織検査、迅速組織検査、免疫染色、剖検、細胞診検査、子宮がん及び喀痰検診を行っています。細胞診検体採取時には必要に応じてベットサイドへ出向いて標本作製を行っています。また、学会や講習会に参加し、細胞診の勉強会を定期実施しています。

生理検査室

女性技師9名・男性技師1名で、心電図をはじめ超音波検査など生理検査全般と耳鼻科検査、循環器の心臓カテーテル検査、ペースメーカー植え込み等に携わっています。また、神経伝導速度やABI(血圧脈波検査)の検査、心臓エコーも技師が行っています。常に患者さんと接する部門なので、接遇(笑顔や言葉遣い)に気を付けております。
一方で、他部署とのコミュニケーションも大事にして、チーム医療の一端を担えるようにスタッフ一丸で、頑張っています。

資格取得

  • 2級臨床検査士(循環生理学)
  • 2級臨床検査士(病理学)
  • 緊急臨床検査士
  • 認定病理検査技師
  • 細胞検査士
  • 国際細胞検査士
  • 超音波検査士
  • 血管診療技師
  • 聴力検査士
  • 日本糖尿病療養指導士
  • やまぐち糖尿病療養指導士
  • 診療情報管理士
  • 第1種衛生管理者
  • 特定化学物質及び四アルキル鉛作業主任者
  • 有機溶剤作業主任者
  • 健康食品管理士
  • BLSインストラクター
  • 臨地実習指導者
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