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診療情報管理課

診療情報管理課とは

診療情報管理課は当初医事課の病歴室という位置付けでしたが、今後も業務が多岐にわたることが見込まれ、平成17年に独立した部署となりました。とはいっても、課長(医事課長兼)1名、常勤3名・パート1名の小さな部署です。診療情報管理課はその名のごとく、診療に関する「物」としての情報と「データ」としての情報を管理しています。

主な業務内容

  1. 診療記録の保管管理
    患者さんの入院・外来カルテをすぐに取り出せるように保管・管理をしています。
  2. 医療情報活用の手助け(主に診療や研究)
  3. 統計資料作成による経営・医療部門への情報提供
    カルテに記載されている病名等の医療情報を国際疾病分類(ICD-10)のルールに則ってコード化し、データベースを作成します。必要に応じてデータベースから情報を抽出し、医療部門・経営部門に情報提供をおこないます。
  4. 院内がん登録
    がん登録とは、がんの部位や腫瘍の拡がり等を表すTNM分類・ステージ・治療情報・生存期間等をデータベース化した物です。当院はがん診療連携拠点病院に指定されています。指定要件の1つにがん登録があり、登録されたデータは国や県のがん対策にも使用されています。
  5. DPC
    医事課紹介にもDPCという言葉は出てきたと思いますが、DPCは今までの出来高請求と違い、最も医療資源を投入した病名を国際疾病分類(ICD-10)でコード化したものが基礎となって、患者さんへの請求金額が決まります。平成21年度より当院はDPC請求病院になりました。今までの業務で培ってきたICD-10の知識を生かし、医事課の保険請求業務をバックアップしています。             等々業務内容をご覧になれば解るように、決して派手(?)な部署ではありません。また部署の業務内容・地理的条件からも患者さん・職員ですら接することはあまり多くありません。しかし、病院のなかのまさに「縁の下の力持ち」として、影ながら診療等が円滑に進むよう手助けを行なっています。

がん登録件数

「院内がん登録」について

院内がん登録は、病院内で「がん」と診断された全ての患者さんについての情報(いつ、どこに、どんながんが出来て、そのがんに
対してどのような治療をしたか)を登録する仕組です。

当院では2005年12月より標準化された定義(「院内がん登録標準登録様式2006年版修正版」)に則って「院内がん登録」を開始、また2016年1月より「がん登録等の推進に関する関する法律(平成25年法律第111号)」に従い、国立がん研究センターより認定を受けたスタッフが引き続き登録業務を行っています。

院内がん登録 部位別登録件数

部位名
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
口腔・咽頭
-
-
-
-
12
食道
13
12
16
10
16

67
86
82
93
95
結腸
92
91
92
106
101
直腸
45
32
32
36
33
肝臓
31
36
35
33
27
胆嚢・胆管
20
13
14
20
14
膵臓
22
21
16
28
20
喉頭
-
-
-
-
-

44
49
42
50
36
骨・軟骨
-
-
-
-
-
皮膚(黒色腫を含む)
-
-
-
-
-
乳房
51
44
74
69
82
子宮頸部
-
-
11
10
-
子宮体部
-
-
-
-
-
卵巣
-
-
-
-
-
前立腺
92
106
106
91
80
膀胱
48
45
46
27
38
腎・他の尿路
27
15
20
13
19
脳・中枢神経系
11
11
-
17
-
甲状腺
-
-
-


悪性リンパ腫
20
16
24
27
21
多発性骨髄腫
-
-
-
10
11
白血病
-
12
-
-
-
他の造血器腫瘍
-
15
18
18
20
カルチノイド
-
-
-
-
-
GIST
-
-
-
-
-
その他
13
14
16
15
14
合計
652
669
694
709
686
※症例数が10件未満の場合、非表示としております
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