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栄養科のできごと

目次

栄養科のできごと

栄養科の行っている行事や参加した行事など活動報告をお知らせいたします。

調理員の厨房用白衣が変わりました(2023年11月24日)

 当院では18名の調理員が調理業務を行っています。このたび、調理員の白衣を新調しましたのでお知らせします。
 新しい白衣はこれまでのものと比べて異物混入防止対策が強化されているのが特徴です。新調するにあたり色の変更も検討しましたが、衛生面への配慮から従来通りの白色を採用しました。
 厨房内は衛生区域となっているため、調理員が患者さんと直接お目にかかることはありませんが、食事を通して患者さんの1日も早い回復のお力になりたいと考えています。今後も安心安全な食事作りに取り組んでまいります。

十五夜(2022年9月16日)

2022年9月10日は中秋の名月、十五夜でした。雲はやや多いもののきれいなお月様をみることができました。今年の十五夜は満月と重なりましたが、十五夜と満月は重ならないことも多く、来年の十五夜に満月と重なって以降、次に重なるのは2030年だそうです。

お月見に団子を食べる習慣は平安時代には既にあり、収穫を祝う行事として行われていました。今回の給食では白玉団子をお月見団子として提供しました。行事食を通じて季節のうつろいを感じていただければと思います。

鹿児島県の郷土料理 豚骨・さつま揚げ(2022年8月10日)

当院では、全国の郷土料理を紹介する取り組みを全厚連栄養士協議会主催のもと行っております。全国の厚生連病院で同じ日に“全国統一献立”として提供しています。2022年7月15日は鹿児島県の郷土料理である「豚骨」と「さつま揚げ」を提供しました。

「豚骨」は、薩摩の武士が戦場や狩り場で作ったのが始まりと言われています。豚の骨付きあばら肉を焼いて芋焼酎と炒りつけ、野菜やこんにゃくなどとともに味噌と黒砂糖で煮込んで作る料理です。鹿児島と言えば黒豚が有名ですが、島津家久(薩摩藩18代当主)によって琉球から鹿児島に移入された豚がルーツと言われています。

「さつま揚げ(つけ揚げ)」は魚のすり身に、豆腐や地酒をすり混ぜて、いろいろな形にして油で揚げたものです。一説には、琉球料理の「チキアーゲ」がなまったものとも言われ、琉球渡来説が強いです。当時はつけ揚げの代用品として、魚の取れない山村地帯では、野菜に衣をつけた揚げ物をつけ揚げと呼びました。
豚骨

材料(1人分)
  • 豚肉(豚骨):60g
  • こんにゃく:40g
  • 油:5g
  • 焼酎(なければ料理酒):5g
  • 大根:60g
  • 赤味噌:12g
  • 人参:20g
  • 黒砂糖:5g
  • 生揚げ:30g
  • 薄口醤油:4g
  • ごぼう:20g
  • 生姜:適量
*給食では、豚骨ではなく豚角切り肉を使用しました。

作り方
  1. 鍋に油をしき、豚骨を強火で炒める。表面が白くなったら焼酎を入れて汁気がなくなるまで炒めた後、豚骨にお湯をかけて油抜きする。
  2. 鍋に豚骨と水を入れ、半量の黒砂糖と赤味噌を加え軟らかくなるまで煮込む。
  3. 野菜を大きめに切り、軟らかく下茹でし、2に入れる。野菜が軟らかくなったら残りの黒砂糖、赤味噌を入れ、焼酎、醤油を加え弱火で煮込む。
  4. 器に盛り付け、針生姜を散らす。


さつま揚げ
材料(1人分)
  • 魚のすり身:60g
  • 料理酒:5g
  • 木綿豆腐:40g
  • 砂糖:5g
  • 塩:0.5g
  • 薄口醤油:4g
  • 片栗粉:6g
  • 揚げ油:適量

作り方
  1. すり身は粘りが出るまでよく擦る。
    (すり身はお好みの魚で大丈夫です。すり身が味付きの場合、調味料は調整してください。)
  2. 豆腐は絞ってほぐし、1に加えて滑らかになるまで擦る。
  3. 2に砂糖を入れ、片栗粉を少しずつ加えながらすり込み、醤油・酒を入れる。最後に塩を入れて混ぜる。
  4. 3を棒状や小判型などにまとめ、中温で熱した油で揚げる。
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