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そけいヘルニア専門外来(成人・小児)のご案内

そけいヘルニア専門外来のご案内

 当院は山口県で唯一、日本内視鏡外科学会技術認定医(ヘルニア領域)が常勤する病院です。手術件数は県内トップクラスであり(2022年度県内1位)、安心して高水準の手術を受けることができます。

そけいヘルニアとは

 そけいヘルニアとは、足の付け根(そけい部)の部分が膨れる、いわゆる“脱腸”のことです。中高年の男性に多く、重たい物を持つ仕事の人などに多いといわれます。男性に多いですが、女性にもしばしばみられます。

放置すると、飛び出した腸の血のめぐりが悪くなり、嵌頓(かんとん)という状態になることがあります。嵌頓は早急に治療しないと腸閉塞や腹膜炎などを引き起こし、生命の危険を伴います。

そけいヘルニアの治療について

 そけいヘルニアの治療は手術しかありません。国際的なガイドラインで腹腔鏡手術が推奨されており、本邦でも腹腔鏡手術が急激に増加しています。ただし腹腔鏡手術は高度な技術を要するため、ガイドラインでは「十分習熟した外科医が行うこと」と記載されています。
当院は内視鏡外科技術認定医を中心に、患者さんが安心できる安全な手術を提供しています。

日本内視鏡外科学会技術認定制度とは

 難易度の高い内視鏡外科手術を広く安全に行うため、日本内視鏡外科学会が制定した制度です。実際の手術による厳しい審査が行われ、合格率は2割程度と内視鏡外科医にとって最難関の試験です。この認定制度の資格保持者による腹腔鏡手術は、出血量や合併症が少ないことが判明しております。

腹腔鏡ヘルニア手術とは

 5mmの穴を3ヶ所開け、カメラを挿入してお腹の中を映します。術者はモニターを見ながら操作し、ヘルニアの穴をメッシュで補強します。反対側や違う場所にヘルニアがあっても同じ傷から治療ができ、創が小さく、術後疼痛や再発が少ない手術といわれています。
 手術翌日に退院可能となり、退院後も基本的に運動制限などはありません。
実際の手術風景
メッシュ

当院の手術件数

その他

臍ヘルニア(でべそ)の方や、他院で鼠径ヘルニアの手術を受けて再発した方、そけいヘルニアではないけど少し話を聞いてみたい方でも結構です。どうぞ気楽に受診してください。

そけいヘルニア専門外来(成人・小児)※小児については要予約

診察日時
毎週火曜日(祝日を除く) 14:00~16:00
診察場所
周東総合病院 外科外来
担当医師
林 雅規(成人ヘルニア担当)
 日本内視鏡外科学会技術認定医(ヘルニア)
 日本消化器外科専門医・指導医
 中国四国ヘルニア手術研究会世話人
 日本ヘルニア学会会員

井上 隆(小児ヘルニア担当)
 小児外科専門医
問い合わせ先
外科外来受付 0820-22-3456(代)
※そけいヘルニアの診療は、通常の外科外来でも行っています。お急ぎの方やご予定が合わない方は外科外来を受診下さい。
※小児は事前の予約が必要です。
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